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世界14か国を訪れ、海外でのプロジェクトや現地の方々との交流を経験してきた学生団体Re:act新谷代表にインタビューさせて頂きました。

 

夢への一歩目を踏み出せる環境を。

 

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金井「Re:actさんの理念を教えて頂けますか?」

新谷「『夢への一歩目を創造する』という理念です。」

 

金井「大学生が『夢への一歩目』を踏み出すにはどうしたらいいのでしょうか?」

新谷「大学入学時は、やりたいことがあった、やってみたいことがあった、という人もいると思うんですが、やりたいことに向かって踏み出したいんだけどやり方がわからないという大学生に多く出会ってきました。大学生活を実のあるものにするには、やりたいことを思い描くだけでなく、実際に考えたことを形にして、価値の提供をしてみる。その経験から自分の夢に対する立ち位置を確認することが大切かなと思います。

 

金井「何かに挑戦して、自分を知るということはとても大切なことですよね。実際にはどういった活動をされているのでしょうか?」

新谷「大学生を対象に、自分のアイディアを形にしていくサポート、もっと言えば人生設計のサポートをしています。企業で使っている事業計画書をかみ砕いてわかりやすくしたものがRe:actのコンテンツになり、何かやりたいことのある大学生の想いを、Re:actのメンバーと一緒に形にしていく活動に取り組んでいます。」

 

金井「今までの活動の成果としてはどういったところでしょうか?」

新谷「プロジェクトを成功させたメンバーが今度、新しいメンバーの夢の一歩目のサポートをする側になっているということです。入って3か月ほどのメンバーと新しいメンバー間で、教え教わるというサイクルができてきたのは、嬉しいことだなと感じています。」

 

やりたいことが無い。軸を決めること。

 

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金井「やりたいことがある大学生はやり方が分かれば、形にしていけると思うのですが、そもそもやりたいことが無いという大学生はどうしたらよいのでしょうか?」

新谷「軸を決めるということが必要だと思います。昨日、高校生と話す機会があって、大学入るまでにやっておいた方がいいことはありますか?と聞かれたのですが、その時も自分の軸を早く決めた方がいいと伝えさせてもらいました。僕の場合も、海外での経験や、多くの学生、社会人の方とお会いさせて頂いてきた中で、自分の考えが言語化できるようになったり、経験から学ぶことが多かったので。」

 

金井「大事ですね。軸を決めるとどう変わっていくのでしょうか?」

新谷「やることが明確になるはずなんです。それだけでなく、やらないことも決まります。選択の基準になり、時間の使い方も大きく変わっていくと、結果も、自分自身も変わってくるはずです。

 

金井「やりたいことがわからない大学生には、どういうアプローチをしていますか?」

新谷「大学どう?とか、今まで何をしてきた?とか簡単な質問から、徹底的にヒアリングをして、話すのはほんの少しです。」

 

金井「話すというよりも聞き出すといった形なんですね。」

新谷「その人の背景や、描いている理想とか、実はちょっとやってみたいこととかを自分で気づけるような形に進めています。」

 

金井「自分で気づく、決めるっていうのは、実際に形にしていく上ですごく重要ですもんね。そこからは、新しいプロジェクトを立てて、メンバーがサポートしていく形なのでしょうか?」

新谷「そうですね。自分の原体験から、ここはこうした方がいいということや、先にこれを準備しておいた方がいいという等のアドバイスをしています。」

 

金井「メンバーの成長のために心がけていることはありますか?」

 

新谷「時間を共に過ごすということです。」
金井「大切ですね。考え方や、選択の基準がうつっていきますもんね。」

 

自分の世界が小さすぎる、知らなすぎると実感

 

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金井「今の新谷代表の考え方ができたのはどういった経験があったのでしょうか?」

新谷「海外14か国での経験があり、それも観光というよりは、現地でのプロジェクトに携わるという経験であったり、日本でも講演活動や大学での特別授業を持たせて頂いている経験が、今の自分を作っています。

 

金井「大学生のうちに貴重な経験を積まれていますよね。14か国へ行かれているということでしたが、いつから海外に興味を持ち始めたのでしょうか?」

新谷「高校の時は、野球ばっかりやっているような生活だったのですが、英語を話す仕事をしてみたい、海外に行ってみたいという、外国への憧れはありました。高校から大学が付属だったので英語の勉強を頑張れば、高校の春休みに大学生と一緒に短期留学のプログラムに参加できる制度があり、そのチャンスを掴むことができ、初めての海外はニュージ―ランドでした。」

 

金井「大学入学前に海外経験を持つことができたというのは大きいですね。現地では、どういった経験を積むことができたのでしょうか?」

新谷「ホストファミリーの家でニュースを見ていて、調査捕鯨に関する内容のものを見ました。シー・シェパードの話とかご存知ですか?」
金井「はい、存じ上げています。」

シー・シェパードに関する報道
http://www.sankei.com/world/news/161205/wor1612050001-n1.html

 

新谷「日本では、調査捕鯨船の妨害をされるという報道だったのですが、ニュージーランドの報道では、人道的にクジラを保護しようとして、皆さんに寄付もして頂き、一生懸命に抗議もしているにも関わらず、どうして止めてくれないのかという内容でした。これに凄く衝撃を受けて、自分の世界が小さすぎる、知らなすぎると実感しました。物事の視点をひとつしか持っていなかったんだなと感じました。

 

自分自身の目で見て

 

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金井「視点の差や外から日本を見る経験があったのですね。そこからどういったことを考えたのでしょうか?」

新谷「調査捕鯨も国同士の一種の揉め事だと思うのですが、争い事は正義と悪で語られることが多い中で、それがそうでないことに気づきました。日本では、日本が正義としての報道を見ていたのですが、悪とされている側に足を踏み入れたら、彼らには彼らの正義があったのです。そこから世の中の争い事は、正義と悪の対立ではなくて、両者に自分の正義が存在し、正義と正義の対立が争い事なんだと、考えが改まりました。世界の争いの根本を見た気がしました。」

 

金井「両者の視点ですか。」

新谷「そうなんです。相手がなんでこういうことを言っているのか。なんでこう言う主張をするのか。相手のことを想像したり、考えることができるようになれば世の中の争い、少なくとも喧嘩はがなくなるのではないかと思いました。確かに揉め事や言い争いは当然起こると思います。ですが人と人との殺し合いであったり、それによって理不尽を被る人は、いなくなるなと感じました。そのために僕は大学生になったらいろいろな世界中を周り、報道だけではわからないことや、教科書に載ってないことを自分自身の目で見て、たくさん人に広めようと思いました。自分が知った衝撃的な経験により、僕は人として豊かになりましたし、平和的な考えができるようになりました。そういう人をもっとたくさん増やしたいと思いました。そのために僕はたくさんバイトをし、たくさん海外に行きました!またその時に観光地などを見るのではなくNGOの方にアポイントをとり”こういうところに行きたい”などを実際に言いに行きました。そうすることでいろいろなプロジェクトにも参加することができました。」

 

金井「行動することがまず始まりなんですね。経験して何が見えてきましたか?」
新谷「結局やりたいことは教育になりました。なぜこんな旅人気質のようなところから教育に行き着いたのかというのも理由があります。こういう活動を行なっていくうちに、自分の力だけで世界を変える限界を感じました。このまま僕がやっていてもあと世界を動かすのに500年くらいかかるなと。そうなってくると寿命が足らないと。どういうことをしたいかを改めて考え、まず人を育てなきゃいけないなと思い、教育に至っています。

 

金井「さまざまな経験から行き着いた答えというわけですね。将来的にはどういう形にしたいですか?」
新谷「最終的には自分の教育機関を作りたいです。自分の価値観を変える原体験、僕でいうニュージランドの経験ですね。それに加え、その前後の学びも一緒にサポートできるような教育の場があったらすごいいいなと思っています。現状こういった機関は未だありません。最初にある問題について学び、それについて現地に行き帰っていた時にどういった変化があったか。そこからこれからどうしていくか。そういったみんなでできる学びのサポートの場がないんですよね。だからこそ自分でやりたいと思っています。自分が味わったこのフェーズをいろいろな方に味わって欲しいと思っています。その一歩目がRe:actです!

 

常に思考をしつつ、行動してこそ結果が生まれる

 

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金井「気づいた人が他の人を気づかせることは本当に重要なことだと思います。その人だけで終わらせてはいけないことだと思います。団体に入ってきてくれた子に対して、活動や気づきを通してどういう人になっていって欲しいと思いますか?」

新谷「それについてすごいこだわりがあります。メンバーには思考と行動を両立できる人になって欲しいと思います。世の中には思考派と行動派の人がいると思います。思考派の人とは作戦を立ててからやる人行動派の人とはとりあえず即行動に移る人、この2パターンだと思います。どっちも大事なのですが、どっちかだけは絶対にだめどっちも持つ必要があるとすごく思っています。机上の空論で終わってしまうのか、意味のない行動で終わってしまうのか、大きな分かれ道だと思います。常に思考をしつつ、行動してこそ結果が生まれる、このステップをRe:actを通して学んで欲しいと思っています。」

 

金井「これからの人材としては必ず必要になってくる力の一つですね。そのメンバーと共に外部へどんな影響を与えたいですか?」

新谷「当たり前に自分のやりたいこと、将来像を語るようになって欲しいですね。そしてそのことに向かってやろうとして欲しいです。成功でも失敗でも構いません。そういった話が大学生の中で飛び交っているととても熱いなと思います。
金井「確かにそうですね。すごいわかります。そういう人が普通に増えていく世の中になりたいですね。」
新谷「そういう人が周りに増えていった時に、オセロのようにその考えでなかった人も気づかされるということもあると思います!なので、“あいつ頑張ってるな”というところを見せるのは非常に大事だと思います。」

金井「団体として目指しているところを最後にお願いします。」
新谷「団体を作り、僕たちが伝えられることがあるなと思っている限り、この価値をいろいろな方に共有して欲しいので、思考と行動を繰り返せる人が世の中に増えていく一端を担いたいです。そのために僕らが伝えられればいいなと思っています。」

団体の基本情報

  • 団体名:Re:act
  • 代表:新谷佑也
  • メンバー:13人
  • 理念:夢への一歩目を創造する
  • 活動内容::志ある学生にプロジェクト運営経験の機会を提供し、リーダーシップ構築のトレーニングを行う学生団体
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