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发布日期:2021年09月23日

2020 12 28 kirin キリンホールディングス(株)は、三菱ケミカル(株)と、ケミカルリサイクル※1によるPETの再資源化に向けた技術検討と実用化を目指す共同プロジェクトを2020年12月より開始する。
 両社は、「プラスチックが循環し続ける社会」の実現を目指している。その一環として、ケミカルリサイクルによりPETの再資源化を可能にし、「廃PETボトルの回収」、「ケミカルリサイクルによるPETの再原料化」、「再生PET原料を使用したPETボトル入り飲料の製品化」のサイクルが循環し続ける社会の実現を目指している。この過程では、「オープンイノベーション」を取り入れながら、「プラスチックが循環し続ける社会」の実現に共感いただける国内外の企業等とパートナシップを構築していく。
 日本での「PETボトルからPETボトル」への再生率は低く、多くが食品トレーや衣類などのPET製品に再生されている。これらは一度は再生され資源として利用されるが、その後は回収・再生されずに焼却されることが多く、持続可能な再資源化には課題がある。また、回収される廃PETボトルの一部にはゴミなどが混在しており、良質な廃PETボトルの安定的な確保には課題がある。さらに、従来のメカニカルリサイクル※2の技術のみでは、リサイクル樹脂から取り除くことが難しい混在成分があり、繰り返し再生することで樹脂の品質が低下すると言われている。今回、三菱ケミカルとともに技術検討するケミカルリサイクルは、廃PETボトルを選別、粉砕、洗浄して汚れや異物を取り除いた上で、解重合(化学分解処理)を行い、PETの中間原料まで分解、精製したものを再びPETに重合(合成)するもので、廃PETボトルを純度の高いPET原料に再生することができる。
 三菱ケミカルは、国内外にPET製造設備を保有し、高い技術力と豊富な知見を活用した事業を展開している。また、2020年4月にサーキュラーエコノミー推進部を新設し、サーキュラ―エコノミー(循環型経済)に向けた取り組みを強化しており、「プラスチックが循環し続ける社会」を実現したいというキリンの想いに共感を得た。
 ケミカルリサイクルでは、落としにくい汚れや混入物のあるPETボトルをはじめ、これまでサーマルリサイクル(熱回収)や廃棄に回っていたPETボトル以外のPET製品もPETボトルとして再生可能となる。今回のプロジェクトでは廃PETボトル以外の廃PET製品を回収する仕組みも合わせて構築し、将来的には「PETボトルやその他のPET製品からPETボトル」へ、さらには「PET製品からPET製品」への再生を目指す。一方、現在はコストや規模が課題となっているが、PETボトルユーザーであるキリンと、PETメーカーである三菱ケミカルが主要技術をカバーし合い、実用化を目指した技術検討をしていく。
 キリンは、パッケージイノベーション研究所(所長 石田英克)を中心に、2020年12月より三菱ケミカルとの共同プロジェクトを開始し、2019年2月に策定した「キリングループ プラスチックポリシー」の「日本国内におけるリサイクル樹脂の割合を2027年までに50%に高める」目標達成を目指し、2027年までにはケミカルリサイクル技術を用いたプラントを稼働させることも視野に実用化を目指す。リサイクル樹脂は、グループ会社キリンビバレッジ(株)の飲料製品のPETボトルとして使用するほか、将来的には外販も検討していく。
※1 ケミカルリサイクル
廃ペットボトルを選別、粉砕、洗浄して汚れや異物を取り除いた上で、解重合(化学分解処理)を行い、ペットの中間原料まで分解、精製したものを再びペットに重合(合成)する方法。
※2 メカニカルリサイクル
廃ペットボトルを選別、粉砕、洗浄して汚れや異物を取り除いた上で、熱や真空により揮発成分の除去や物性調整を行ったペットに調製する方法。
※3 Creating Shared Valueの略。お客様や社会と共有できる価値の創造

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